2003年11月、バレーボールワールドカップのイメージソング『NEWSニッポン』で鮮烈なデビューを飾った男性アイドルグループ・NEWS。華々しいスタートを切った彼らですが、その歩みは日本の男性アイドル史において最も波乱に満ちたものの一つでした。結成当初の9人体制から、メンバーの脱退が相次ぎ、現在は小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久の3人体制で確固たる地位を築いています。
なぜ彼らはグループを去らなければならなかったのか。そして、激動の荒波をくぐり抜けた元メンバーたちは今、どこでどのような輝きを放っているのか。ワンオクのフロントマンとして世界に名を馳せるTaka(森内貴寛)から、国内外で俳優・歌手として躍進する山下智久、錦戸亮、そして独自の道を切り拓く手越祐也まで、歴代メンバー全6人の脱退理由と現在の活動状況を、当時の報道データや本人たちの発言をもとに徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:NEWSは2003年の結成初期「9人体制」から脱退が重なり、現在は盤石な「3人体制」へ移行
- 要点2:脱退理由は「学業専念」「未成年飲酒騒動」「ソロ・他グループとの兼任問題」「活動方針の相違」と各時代を反映
- 要点3:2026年現在、元メンバー6人は世界ツアー、海外映画出演、舞台主演など、それぞれの主戦場でトップクラスの実績を確立
【NEWS 脱退順 年表】初期メンバー9人から現在までの変遷と全データ一覧
NEWSの歴史を振り返る上で欠かせないのが、メンバー構成の目まぐるしい変化です。まずは9人から3人へと至る激動のタイムラインと、各メンバーの脱退時期、そして現在の主戦場を客観データとして整理しました。
| メンバー名 | 脱退時期・在籍期間 | 公表された主な脱退理由 | 現在の主戦場と評価 |
|---|---|---|---|
| 森内貴寛(Taka) | 2003年12月(在籍約1ヶ月) | 学業専念(高校進学のため) | ONE OK ROCKのボーカルとしてワールドツアーを席巻する世界的ロックスター |
| 内博貴 | 2006年12月(活動休止:2005年7月) | 未成年飲酒による活動自粛、研修生降格 | 舞台・ミュージカルの単独主演を多数務める実力派俳優として確立 |
| 草野博紀 | 2006年12月(活動休止:2006年1月) | 未成年飲酒疑惑による活動自粛、研修生降格 | 舞台俳優およびライブハウスを中心とした骨太なソロロックボーカリスト |
| 山下智久 | 2011年10月(在籍約8年) | ソロ活動への専念、グローバル展開志向 | 海外ドラマ・映画の主演、国内外のアリーナツアーを成功させる国際派アーティスト |
| 錦戸亮 | 2011年10月(在籍約8年) | 関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)との兼任解消 | シンガーソングライターとして武道館公演開催、地上波ドラマへも本格復帰 |
| 手越祐也 | 2020年6月(在籍約17年) | 事務所退所、独自の音楽・配信ビジネス展開 | 地上波バラエティへの復帰を果たしつつ、全国ツアーや音楽フェスで精力的に活動 |
9人でスタートしたグループは、デビュー直後に森内貴寛が離脱して8人に。その後、内博貴と草野博紀の活動自粛を経て6人となり、2011年には大黒柱であった山下智久と錦戸亮の同時脱退で4人体制(小山・加藤・増田・手越)へ移行しました。そして2020年に手越祐也が独立し、現在の小山・加藤・増田の3人体制へと至っています。
NEWS元メンバー全6人の脱退理由と現在の活動状況を徹底解剖
ここからは、グループを去った6人の足跡を、脱退当時の経緯と現在の活動に分けて詳細に紐解きます。
1. 森内貴寛(Taka)|わずか1ヶ月での脱退から世界的ロックバンドへ
森進一・森昌子夫妻の長男として高い注目を集めていた森内貴寛は、NEWSのプレデビュー曲『NEWSニッポン』に参加した直後の2003年12月、突如としてグループを離れました。当時の公式発表は「学業に専念するため」という理由でした。
しかしその背景には、急速に注目を浴びるプレッシャーや、自身が目指す純粋な音楽的志向とのギャップがあったと後に語られています。事務所を退所後、慶應義塾湘南藤沢高等部を中退した彼は、ライブハウス通いを経て2005年にONE OK ROCKへ加入。圧倒的な歌唱力と英語詞の表現力、骨太なエモ・ラウドロックサウンドを武器に日本武道館、スタジアム、そして北米・欧州ツアーを即完させる世界的フロントマンへと登り詰めました。
2. 内博貴|関ジャニ∞との兼任、不祥事からの長い復活劇
関西ジャニーズJr.のエースであり、関ジャニ∞のメンバーとしても活動していた内博貴は、NEWSの主要ボーカルの一角として絶大な人気を誇っていました。しかし、2005年7月に未成年飲酒による補導事案が発生。グループ活動は無期限休止となり、芸能活動自粛を余儀なくされました。
2006年末にグループから事実上の脱退(研修生へ降格)となり、NEWSおよび関ジャニ∞へ復帰することはありませんでした。しかし、反省期間を経て2007年の少年隊主演舞台『PLAYZONE』で復帰して以降は、徹底して舞台演劇の世界で研鑽を積みました。堂本光一主演の『Endless SHOCK』ライバル役など数々の大作舞台を支え、現在は骨太な演技力と衰えぬ美貌を誇る実力派舞台俳優として揺るぎないポジションを獲得しています。
3. 草野博紀|アメリカ留学を経て掴んだ骨太な表現者の道
抜群の歌唱力と愛嬌のあるキャラクターでファンから親しまれていた草野博紀。彼もまた、内博貴の騒動から半年後の2006年1月に未成年飲酒疑惑が週刊誌に報じられ、芸能活動自粛となりました。同年12月に事務所公式から研修生降格およびNEWSからの離脱がアナウンスされました。
その後、2008年には語学とダンス、歌唱を磨くために単身ニューヨークへ留学。事務所を退所した後は、バンド「Porehead」のボーカルとしての活動や、ソロアーティストとしてのライブ活動を展開しました。現在は舞台出演を重ねつつ、ライブハウスを主戦場とした地に足の着いた音楽活動を継続しており、確かな歌唱力を持つ表現者として熱心なファンベースに支えられています。
4. 山下智久|グループの「顔」が見据えた世界基準のエンターテインメント
NEWSの絶対的センターであり、リーダー的存在としてグループを牽引し続けた山下智久。2011年10月、錦戸亮と同時に発表された脱退は、芸能界に激震を走らせました。彼の脱退理由は「ソロ活動への挑戦」でした。
当時すでに『野ブタ。をプロデュース』『プロポーズ大作戦』『コード・ブルー』など数々の大ヒットドラマで単独主演を務め、ソロシングル『抱いてセニョリータ』もミリオン級のセールスを記録していた山下にとって、「グループの活動スケジュールに制約されることなく、個人の表現や海外展開に挑戦したい」という思いは自然な帰結でした。2020年に事務所を退所した後は、日欧共同製作ドラマ『THE HEAD』やHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』など海外作品の主演を次々と獲得。語学力を武器にグローバルに活躍するトップスターとして独自の地位を築いています。
5. 錦戸亮|過酷な二足のわらじ解消と自立した音楽性への昇華
山下智久と並び、NEWSのツインエースとして君臨した錦戸亮。彼の脱退理由は、結成当初から続いていた「関ジャニ∞との掛け持ちによるスケジュールの限界」でした。2つのグループでCDをリリースし、それぞれで全国ツアーを行い、さらに個人の俳優業をこなすという過密スケジュールは、物理的にも肉体的にも限界に達していました。
「どちらのグループのメンバーにも、これ以上迷惑をかけられない」という苦渋の決断から関ジャニ∞への一本化を選択し、2011年にNEWSを脱退。その後、2019年には関ジャニ∞からも脱退し独立。自主レーベル「NOMAD RECORDS」を立ち上げ、作詞・作曲・プロデュースを自ら手掛けるシンガーソングライターとして日本武道館公演を成功させるなど、音楽面で非常に高い評価を獲得しています。近年は地上波ドラマへの出演も再開し、演技派俳優としての存在感も際立っています。
6. 手越祐也|孤高のボーカリストが辿り着いた完全独立と地上波復帰
4人体制のNEWSにおいて、圧倒的なハイトーンボイスと強烈なポジティブキャラクターでグループの牽引役となった手越祐也。彼の脱退は2020年6月、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での私的な外出行動が報じられたことが直接の引き金となりました。
活動自粛処分が下された直後、手越は事務所との契約合意解除(退所)を選択。会見を開き、かねてから描いていた「自分の力で世界へ向けたエンタメを発信したい」という独立構想を明かしました。独立後はYouTubeチャンネル開設や実業家活動を行いながら、フルアルバムのリリースや全国ツアーを毎年開催。2024年秋には古巣の日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』への復帰が大きな話題となり、現在は独立系アーティストでありながら地上波メジャーシーンと個人の音楽活動を両立させる極めて稀有な成功モデルを構築しています。
【実態検証】ファンの葛藤と現場目線で見えた「激動の歴史」
相次ぐメンバーの離脱に対し、当時のファンコミュニティやコンサート現場はどのように揺れ動いたのでしょうか。長年グループを追い続けてきた現場取材から、そのリアルな空気感を検証します。
最も大きな転換点となったのは、2011年秋の山下智久・錦戸亮の脱退でした。当時、ファンの間では「ツインエースが抜けたNEWSは解散するのではないか」という悲観論が支配的でした。残された小山、加藤、増田、手越の4人は、コンサートの開催すら危ぶまれる空白期間を経験します。
しかし、翌2012年にリリースされたシングル『チャンカパーナ』と、東京・秩父宮ラグビー場での復活ライブが状況を一変させました。土砂降りの雨の中、4人が涙を流しながらファンに再起を誓った光景は、ファンの結束をかつてないほど強固にしました。この「逆境を物語(ナラティブ)へと昇華させる力」こそが、NEWSが幾度もの脱退劇を経験しながらも生き残った最大の要因です。
また、脱退したメンバーとの関係性についても、月日の経過とともに変化が見られます。ワンオクのTakaがテレビやSNSで古巣の話題をポジティブに語る場面が増えたり、山下智久と錦戸亮がSNS上で互いにエールを送り合うなど、確執ではなく「それぞれの道を全うする同志」としてのリスペクトが現在の現場やファンの間にも共有されています。
噂の真偽を徹底検証|ネットの誤解と現場が語る意外な事実
インターネット上や週刊誌で語られてきた脱退劇には、多くの推測や誤解が混ざり合っています。ここでは代表的な2つの噂をファクトチェックします。
誤解1:「メンバー間の深刻な不仲が原因で崩壊した」という説
ネット掲示板などで長年囁かれてきた「不仲説」ですが、取材データや関係者の証言を総合すると、決定打となったのは人間関係ではなく「活動環境と志向のミスマッチ」です。例えば錦戸亮の場合、当時関ジャニ∞のレギュラー番組とNEWSのツアー、主演ドラマ撮影が完全にバッティングし、睡眠時間が極端に削られる物理的危機がありました。山下智久にしても、グループに愛着を持ちつつも、海外進出やソロワークへの強い意向をグループ活動の枠組みの中に収めきれなかったのが真相です。実際、脱退後もプライベートで連絡を取り合う様子が度々目撃されています。
誤解2:「ワンオクTakaは事務所と喧嘩別れした」という説
「素行不良で解雇された」「事務所と大喧嘩して飛び出した」という都市伝説が流布されることがありますが、これも事実に反します。当時15歳だったTakaは、突然の抜擢による過剰な注目と、高校進学という人生の岐路の間で激しく葛藤していました。両親である森進一・森昌子夫妻との話し合いの結果、まずは高校生活と学業を優先させるという判断が下されたのが実態です。その証拠に、後年Takaは当時の関係者や事務所創業者への感謝をメディアで度々口にしています。
【プロの結論】現在の「3人のNEWS」と「元メンバー」それぞれの強み
激動の歴史を経て、現在のNEWSと元メンバーたちはどのようなファン層に支持されているのでしょうか。エンタメ評論の視点からその特徴を整理しました。
現在のNEWS(小山・加藤・増田)を追うべき理由
現在の3人体制NEWSの最大の強みは、「圧倒的な物語性と円熟したチームワーク」です。小説家として直木賞候補に名を連ねる加藤シゲアキの知性、衣装デザインを手掛けグループのクリエイティブを統括する増田貴久の美学、そしてキャスター経験を生かし全体を包み込む小山慶一郎の安定感。度重なる荒波を乗り越えてきたからこそ歌えるメッセージソングの説得力は、現在のボーイズグループの中でも唯一無二の深みを持っています。
元メンバーたちの活動を追うべきファン層
一方で、自らの意志で飛び出していった元メンバーたちは、「特定の領域で突出したスペシャリスト」として輝いています。世界水準のスタジアムロックを体感したいならTaka(ONE OK ROCK)、洗練されたグローバルな俳優像とエンタメを求めるなら山下智久、泥臭くもアーティスティックなシンガーソングライターの息遣いを感じたいなら錦戸亮、そして卓越した歌唱力と痛快なエンターテインメント性を求めるなら手越祐也。彼らはグループという枠組みを離れたことで、その個性を120%解放することに成功しました。
【news 元 メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:NEWSの初期メンバー9人全員の名前を教えてください。
A1:2003年結成当時の9人は、山下智久、小山慶一郎、錦戸亮、増田貴久、加藤成亮(現・加藤シゲアキ)、手越祐也、草野博紀、森内貴寛、内博貴です。
Q2:山下智久と錦戸亮はなぜ同じタイミングで脱退したのですか?
A2:2011年10月に同時発表されましたが、理由はそれぞれ異なります。山下智久は「ソロ活動に専念するため」、錦戸亮は「関ジャニ∞との掛け持ちによるスケジュールの調整困難を解消するため」でした。グループの将来を話し合う協議の中で時期が重なり、同時発表となりました。
Q3:ワンオクのTakaはNEWS時代にCDをリリースしていますか?
A3:はい。2003年11月7日にセブン-イレブン限定で発売されたデビューシングル『NEWSニッポン』にボーカルとして参加しています。このシングルのリリース直後、同年12月に脱退しました。
Q4:元メンバー同士の交流は現在もありますか?
A4:現在も複数のメンバー間で交流が続いています。山下智久と錦戸亮はお互いのSNSで交流を見せることがあり、Takaと手越祐也も対談や交友関係が知られています。また、現メンバーの増田貴久がラジオ等で過去の楽曲や当時のエピソードに敬意を込めて言及することもあります。
まとめ:波乱の歴史が証明したそれぞれの表現者としての誇り
デビュー当時の9人から、激動の脱退劇を経て3人となったNEWS。一見すると縮小の歴史のように捉えられがちですが、実態は全く異なります。
グループを守り抜いた小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久の3人は、幾重もの逆境を乗り越えることで他に類を見ない独自の絆と音楽性を手に入れました。そしてグループを去った森内貴寛、内博貴、草野博紀、山下智久、錦戸亮、手越祐也の6人もまた、自身の信じる表現を突き詰め、それぞれの戦場でトップランナーとして活躍を続けています。
形は変われど、かつて同じグループで夢を追った9人の表現者たちが、今それぞれのステージで最高のパフォーマンスを届けていること――それこそが、NEWSという希代のグループが日本のエンターテインメント界に残し続けている最大の功績と言えるでしょう。 (出典: news 元 メンバー(Yahoo!ニュース))