韓国アクション映画の歴代興行収入記録を次々と塗り替え、アジアのみならず世界的なメガヒット作となった映画『犯罪都市』シリーズ。主演のマ・ドンソク演じる怪物刑事「マ・ソクト」が繰り広げる豪快なワンパンチ・アクションと、ユーモア溢れる人間ドラマは日本でも熱狂的なファンを獲得しています。第4作『犯罪都市 PUNISHMENT』の大ヒットを経て、全8作構想とされるシリーズの行方に世界中から熱い視線が注がれています。
本シリーズの最大の牽引役といえば、マ刑事に真っ向から立ち向かう歴代の凶悪ヴィランたちです。さらに第3作では実力派の日本人キャストが参戦し、大きな話題を呼びました。シリーズ1〜4の豪華出演者の相関図から各悪役の役作り、日本人キャストの現在、そして公式発表に基づく今後の展望までを網羅して解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:マ・ドンソク演じるマ刑事に挑んだ歴代悪役(ユン・ゲサン、ソン・ソック、イ・ジュニョク、キム・ムヨル)はいずれも過酷な肉体改造と怪演でブレイクを果たした。
- 要点2:第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』では青木崇高と國村隼が日本人キャストとして参戦し、本格的な日本刀アクションと圧倒的な存在感で日韓両国を席巻。
- 要点3:シリーズの影の主役であるチャン・イス役パク・ジファンの活躍をはじめ、公式発表されている第5作以降の新キャスト構想にも期待が高まっている。
【相関図で整理】映画『犯罪都市』シリーズ1〜4の歴代キャスト一覧
『犯罪都市』シリーズの構造は明快でありながら、警察組織、裏社会の犯罪組織、そしてその狭間を生きる情報屋たちの関係性が緻密に組み合わさっています。まずは歴代シリーズの主要な顔ぶれと、物語の対立構図を整理します。
作品を追うごとにマ刑事の所属部署は、衿川(クムチョン)警察署強力班からソウル地方警察庁の広域捜査隊、そしてサイバー捜査隊との合同捜査へとスケールアップしていきました。警察側のバディや上司が変化する一方で、裏社会側も単なるチャイナタウンの抗争から国際的な麻薬密売、IT犯罪カルテルへと進化を遂げています。
シリーズ各作の主要キャストと役柄の対比は以下の通りです。
【第1作『犯罪都市』(2017年)】
・警察側:マ・ソクト(マ・ドンソク)、チョン・イルマン班長(チェ・グィファ)
・悪役(黒竜組):チャン・チェン(ユン・ゲサン)、ウィ・ソンラク(チン・ソンギュ)、ヤン・テ(キム・ソンギュ)
・裏社会関係者:チャン・イス(パク・ジファン)、アン・ソンテ(ホ・ソンテ)
【第2作『犯罪都市 THE ROUNDUP』(2022年)】
・警察側:マ・ソクト(マ・ドンソク)、チョン・イルマン班長(チェ・グィファ)
・悪役(誘拐殺人犯):カン・ヘサン(ソン・ソック)
・協力者:チャン・イス(パク・ジファン)
【第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023年)】
・警察側:マ・ソクト(マ・ドンソク)、チャン・テス(イ・ボムス)、キム・マンジェ(キム・ミンジェ)
・悪役(麻薬組織):チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)、リッキー(青木崇高)
・黒幕:一条会長(國村隼)
・情報屋:チョロン(コ・ギュピル)、キム・ヤンホ(チョン・ソクホ)
【第4作『犯罪都市 PUNISHMENT』(2024年)】
・警察側:マ・ソクト(マ・ドンソク)、チャン・テス(イ・ボムス)、ハン・ジス(イ・ジュビン)
・悪役(違法オンラインカジノ組織):ペク・チャンギ(キム・ムヨル)、チャン・ドンチョル(イ・ドンフィ)
・協力者:チャン・イス(パク・ジファン)
マ刑事を中心とする警察サイドと、毎回異なる狂気を帯びた犯罪集団の対立。そこにコメディリリーフと情報屋を兼ねるチャン・イスが絶妙に絡み合う構図こそが、本シリーズの黄金パターンとなっています。
マ刑事に挑んだ歴代凶悪ヴィラン俳優たち|圧倒的悪役の変遷と役作り
『犯罪都市』が単なる痛快アクションにとどまらず、映画ファンを唸らせ続ける理由は、「悪役の圧倒的な凶暴性と完成度」にあります。マ・ドンソクという規格外の巨漢に対峙するため、歴代ヴィランを演じた俳優陣は徹底した肉体改造と狂気じみた演技アプローチで撮影に挑みました。
初代ヴィラン:ユン・ゲサン(役名:チャン・チェン)
第1作で中国ハルビンから乗り込んできた黒竜組のボス、チャン・チェンを演じたユン・ゲサン。アイドルグループ「god」出身の爽やかなイメージを完全に覆し、長髪を結わえた冷酷無比な殺人鬼を怪演しました。情け容赦なく手斧を振るう姿は観客にトラウマ級の恐怖を与え、「お前、俺を誰だと思ってる?」という名台詞とともに、シリーズ最高峰のカリスマヴィランとして今なお語り継がれています。
2代目ヴィラン:ソン・ソック(役名:カン・ヘサン)
第2作で東南アジアを舞台に韓国人旅行者を誘拐・殺害し続けたカン・ヘサン役を務めたのはソン・ソックです。言葉少なにマチェーテ(大型山刀)を振り下ろす野獣のような佇まいで、撮影のために10kg以上の増量と過酷な日焼けを行い、獲物を狙う肉食獣のような肉体を完成させました。この怪演によりソン・ソックの人気は決定的なものとなり、トップスターへの階段を一気に駆け上がりました。
3代目ヴィラン:イ・ジュニョク(役名:チュ・ソンチョル)
第3作で知能犯かつ汚職警官という二面性を持つチュ・ソンチョルを演じたイ・ジュニョク。端正な貴公子イメージが強かった彼ですが、マ・ドンソクからの直々のオファーを受け、約20kgの大幅増量と徹底的なバルクアップを敢行。理知的な策略家でありながら、窮地に陥ると剥き出しになる暴力性を重厚に演じ分け、新境地を開拓しました。
4代目ヴィラン:キム・ムヨル(役名:ペク・チャンギ)
第4作のペク・チャンギ役を務めたキム・ムヨルは、元傭兵という設定に説得力を持たせるため、徹底した絞り込みと敏捷性を重視した肉体改造を行いました。無駄な動きが一切ない鋭利な短野ナイフアクションを自らこなし、歴代ヴィランの中でも最速の手返しと戦闘スキルでマ刑事と死闘を演じました。
『犯罪都市3』を彩った日本人キャスト|青木崇高と國村隼の衝撃
日本国内で特に大きな反響を呼んだのが、シリーズ第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』における本格的な日本人キャストの起用です。単なるゲスト出演の域を超え、物語の核心に深く関わるポジションとして強烈な爪痕を残しました。
日本のヤクザ組織から送り込まれた極悪非道のヒットマン、リッキー役を演じたのが青木崇高です。青木は韓国のアクションチームと入念なトレーニングを重ね、日本刀を用いたダイナミックかつ容赦のない殺陣を披露しました。青木自身が「韓国のアクション映画の熱量に負けないように魂を込めた」と語る通り、異様な威圧感を漂わせるリッキーの存在は、韓国現地の上映でも観客から高い評価を獲得しました。
さらに、リッキーを韓国へ送り込むヤクザの最高幹部・一条会長役として特別出演したのが名優國村隼です。映画『哭声/コクソン』で韓国映画界に衝撃を与え、青龍映画賞で男優助演賞を受賞した実績を持つ國村は、わずかな登場シーンでありながら、静かな語り口と冷徹な眼光だけで裏社会の頂点に君臨する男の凄みを表現。作品全体のサスペンス度を格段に引き上げました。
韓国映画の超人気シリーズにおいて、日本人俳優がステレオタイプではない「本物の脅威」として描かれたことは、日韓エンタメのコラボレーションにおける重要なマイルストーンとなりました。
シリーズの愛されアイコン!チャン・イス役パク・ジファンの真価
『犯罪都市』ユニバースを語る上で絶対に外せない人物が、元イス組組長のチャン・イス(演:パク・ジファン)です。第1作ではチャン・チェン一味にナワバリを奪われる悪党として登場したものの、回を重ねるごとにマ刑事に弱みを握られ、都合よく捜査に協力させられる「不憫な協力者」へとシフトしていきました。
マ刑事の理不尽な要求に対して韓国語で悪態をつきながらも、強烈な張り手を恐れて従わざるを得ない絶妙な掛け合いは、劇場を爆笑の渦に巻き込む鉄板の定番ギャグとなっています。第4作では国際犯罪組織撲滅のため、警察公認の偽装潜入を強いられるなど、ほぼ準主役級の出番と見せ場を与えられました。
チャン・イスを演じるパク・ジファンは、舞台やインディーズ映画で培った確固たる演技力を持つ実力派バイプレイヤーです。本シリーズのコミカルなキャラクターで国民的人気を得た現在では、主演作や主要ドラマのオファーが相次ぎ、韓国エンタメ界に欠かせない名優として確固たる地位を築いています。
歴代出演者たちの現在|ハリウッド進出から最新の主演作まで
映画『犯罪都市』は、出演した俳優たちが次々と世界的スターやトップ俳優へと飛躍していく「スター創出の登竜門」としても知られています。主要キャスト陣の現在を追うと、そのキャリアの広がりは目を見張るものがあります。
シリーズの顔であるマ・ドンソクは、マーベル映画『エターナルズ』でのギルガメッシュ役を経て、プロデューサー兼主演俳優として国際的な地位を確立。韓国国内のみならず、ハリウッドとの共同制作プロジェクトを精力的に推進しています。
第2作でヴィランを演じたソン・ソックは、ドラマ『私の解放日誌』や『殺人者のパラドックス』で大ブレイクを果たし、演技派トップスターとして映画界・ドラマ界の双方で引く手あまたの存在となっています。第3作のイ・ジュニョクも、本作のヒットを契機にダークヒーロー系からラブロマンスまで幅広い主演オファーを獲得し、キャリアの絶頂期を迎えています。
また、第3作でリッキーを熱演した青木崇高は、日本国内での映画・大河ドラマ出演に加え、韓国をはじめとするアジア映画界からのオファーが増加。日韓を行き来するボーダーレスな映画人としての存在感を強めています。
映画『犯罪都市』公式発表と今後の展開|第5作〜第8作のキャスト構想
『犯罪都市』シリーズは、企画立ち上げ当初から「全8作」のロングランシリーズとして構想されていることがマ・ドンソク本人より明かされています。すでに公開された1〜4作を「第1フェーズ」と位置づけ、第5作以降は新たなフェーズに突入することが公式に発表されています。
現在までに報じられている公式情報およびインタビューによると、第5作は脚本のブラッシュアップ期間を十分に設けた上で制作が進められており、これまでとは一線を画す世界観や新たな事件が描かれる見込みです。警察チームのメンバー刷新や、海外ロケーションの拡大、さらには現代社会が直面する最新型の国際犯罪がテーマになる可能性が示唆されています。
ファンの最大の関心事である「次なる悪役は誰か?」という点についても、韓国国内外の実力派俳優の名が複数取り沙汰されており、公式からの正式発表が待たれる状況です。これまで名だたる俳優の魅力を極限まで引き出してきたシリーズだけに、第5作以降のキャスティングにも世界の映画ファンから熱い視線が注がれています。
【犯罪都市 キャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『犯罪都市』シリーズの歴代悪役俳優は誰ですか?
A1:第1作はユン・ゲサン(チャン・チェン役)、第2作はソン・ソック(カン・ヘサン役)、第3作はイ・ジュニョク(チュ・ソンチョル役)および青木崇高(リッキー役)、第4作はキム・ムヨル(ペク・チャンギ役)が演じました。いずれもマ刑事と激しい肉弾戦を繰り広げる冷酷なヴィランとして強烈な印象を残しています。
Q2:『犯罪都市3』に出演した日本人キャストは誰ですか?
A2:極悪非道なヤクザのヒットマン・リッキー役を青木崇高が、その背後にいる組織のトップ・一条会長役を名優・國村隼が演じました。青木崇高は激しい日本刀アクションを自ら演じ、日韓両国で高い評価を受けました。
Q3:チャン・イス役のパク・ジファンはシリーズ全作に出ていますか?
A3:第1作、第2作、第4作に主要キャラクターとして登場しています。第3作では本編の事件には直接関与しないものの、ラストのクッキー映像(エンドロール後のおまけシーン)にサプライズ登場し、第4作への復帰を予告して観客を沸かせました。
Q4:『犯罪都市5』の公開時期やキャストは公式発表されていますか?
A4:マ・ドンソク率いる製作陣より、全8作構想のうち第5作以降の準備が進められていることが公式発表されています。第1〜4作までがハイペースで公開されたのに対し、第5作以降はシナリオの完成度を徹底して高めるため一定のインターバルを設けて制作される予定であり、新キャストの公式発表に注目が集まっています。
まとめ:進化を続ける『犯罪都市』ユニバースとキャスト陣の今後に注目
映画『犯罪都市』シリーズが国境を越えて熱狂を生み続ける背景には、主演マ・ドンソクの唯一無二のパワーに加え、作品ごとに異なる狂気を見せつける歴代悪役俳優たちの凄まじい役作りがありました。青木崇高や國村隼ら日本人キャストの参戦、そしてチャン・イス役パク・ジファンの抜群のユーモアなど、多彩なキャスト陣が織りなすアンサンブルこそがシリーズ最大の醍醐味です。
過去作に出演した俳優たちがさらなる飛躍を遂げる一方で、物語は新たな局面となる第5作以降へと続いていきます。次にマ刑事の鉄拳に立ち向かうのは一体誰なのか。今後発表される公式キャスト情報と新章の幕開けから、一瞬たりとも目が離せません。 (出典: 犯罪 都市 キャスト(Yahoo!ニュース))