テレビやラジオから流れる「は・か・た・の・塩!」という力強く伸びやかなワンフレーズ。わずか数秒のジングルでありながら、日本人のほぼ誰もが一度は耳にし、メロディとともに脳内再生できる国民的CMソングです。長年にわたりお茶の間に浸透しているこのフレーズですが、「実際に歌っているのは誰なのか?」という疑問を抱く人は後を絶ちません。
あの一度聴いたら忘れられない美声を響かせた初代の正体は、実力派演歌歌手として知られる高城靖雄さんです。さらに近年では、その実の息子である若手歌謡界の旗手・新浜レオンさんの大躍進や、SNSを巻き込んで大きな話題を呼んだ「二代目オーディション」のグランプリ・福島香々さんの存在など、新たな注目ポイントが次々と生まれています。記憶に残り続けるあの声の主たちの経歴と、現在の活動に迫ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:おなじみの「は・か・た・の・塩!」を歌った初代歌手は、重厚な歌声を持つ本格派演歌歌手の高城靖雄さん。
- 要点2:高城さんの息子は、大ヒット曲を連発し歌謡界を牽引する人気歌手・新浜レオンさんで、親子二代の活躍が脚光を浴びている。
- 要点3:2019年の公募オーディションで二代目に選ばれたのはシンガーの福島香々さんであり、初代のレジェンド音源とともに今なお語り継がれている。
【耳に残るあの美声】「は・か・た・の・塩!」フレーズ誕生の背景と伯方塩業の歴史
愛媛県松山市に本社を置く伯方塩業株式会社が製造・販売する「伯方の塩」。自然海塩の復活を求める消費者運動をルーツに持ち、1973年の創業以来、日本の食卓を支え続けてきたロングセラー商品です。
ブランドの知名度を全国区へと押し上げる決定打となったのが、1987年から放送が開始されたテレビCMでした。リズミカルな手拍子のような間(ま)とともに響き渡る「は・か・た・の・塩!」という豪快かつ澄んだ美声は、短尺広告の最高傑作として日本コマーシャル史に刻まれています。このフレーズは単なる企業名のアピールにとどまらず、塩の持つ潔さや力強さを完璧に表現したシンボルとなりました。
【初代歌手の正体】重厚な美声を響かせた演歌歌手・高城靖雄の経歴まとめ
あの力強い「は・か・た・の・塩!」の声を吹き込んだ張本人こそ、演歌歌手の高城靖雄(たかじょう やすお)さんです。
岩手県九戸郡洋野町出身の高城さんは、上京後に作詞家・荒木とよひさ氏らに師事。1987年にシングル「日本海’88」でメジャーデビューを果たした実力派です。デビュー当時、その圧倒的な声量と芯のある男らしい声質に白羽の矢が立ち、伯方の塩の初代CMソング歌手としてレコーディングを担当しました。
スタジオ収録時、制作陣から求められたのは「ただ綺麗に歌うのではなく、魂を込めたワンアタック」。高城さんは自慢の喉を響かせ、わずか一音一音に魂を注入しました。結果として生まれたあのサウンドロゴは、30年以上の歳月が流れても色褪せない驚異的なインパクトを放ち続けています。
【父子の絆】息子は紅白出場の新浜レオン!親子で築いた歌謡界での快進撃
高城靖雄さんの名前がエンタメ界で再び大きな脚光を浴びたきっかけの一つが、実の息子である新浜レオン(にいはま れおん)さんの台頭です。
2019年に鮮烈なデビューを飾った新浜レオンさんは、端正なルックスと抜群の歌唱力、そして明るいキャラクターを武器にヒットを連発。日本レコード大賞各賞を受賞し、NHK紅白歌合戦への出場を果たすなど、令和の歌謡界を代表するトップランナーへと駆け上がりました。
新浜さんはバラエティ番組や音楽特番に出演する際、「父親があの『は・か・た・の・塩!』を歌っている高城靖雄です」と誇らしげに明かすことが定番となっています。偉大な父の背中を追って同じ歌の世界へと飛び込み、ジャンルを超えて愛される存在となった息子の姿に、高城さんも深い愛情とエールを送り続けています。歌謡ファンの間では「奇跡の美声DNA」として語り草です。
【SNS激震の二代目オーディション】応募総数2600超から選ばれた福島香々とは?
放送開始から30年以上が経過した2019年、伯方塩業はWeb広告や新プロモーションの一環として「伯方の塩 二代目声優オーディション」を開催しました。
Twitter(現X)を中心に告知されたこの企画は、「あのフレーズを自由に歌って応募する」という参加のしやすさも手伝い、ネット上で爆発的なバズを巻き起こしました。プロ・アマ問わず、声優、VTuber、ミュージシャン、一般の学生や子どもたちまでが参加し、集まった応募総数は実に2,638件に達しました。
ハイレベルな激戦を制し、見事グランプリの座を射止めたのが、福岡県出身の福島香々(ふくしま ここ)さんです。審査員を唸らせたのは、初代・高城さんの力強さとは対照的な、透明感と爽やかさに満ちた伸びやかな高音でした。伝統を受け継ぎつつも、新時代の風を吹き込む素晴らしい歌唱として満場一致の選出となりました。
【歴代担当者の現在】初代・高城靖雄と二代目・福島香々の現在の活動
時代を彩ったCMソングの主たちは、それぞれ独自のステージで歩みを続けています。
初代歌手の高城靖雄さんは、ライフワークである演歌歌手としてのコンサート活動やディナーショー、地域貢献イベントを精力的に継続。息子である新浜レオンさんの大活躍を温かく見守りつつ、メディア取材や音楽番組で親子共演を果たすなど、レジェンドシンガーとしての健在ぶりを示しています。
一方、二代目に輝いた福島香々さんは、オーディションでの快挙を足がかりにシンガーソングライター・ボーカリストとしての表現力をさらに磨き上げました。CMソング関連のPR活動だけでなく、オリジナル楽曲の制作やライブ活動、各種コーラスワークなど、音楽シーンの現場で着実なキャリアを積み重ねています。
【伯方の塩の歌手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初代のフレーズは今でもテレビで流れているのですか?
A1:はい、現在も伯方塩業の主力CMや企業プロモーションにおいて、初代・高城靖雄さんの歌唱バージョンが広く使用されています。日本人の共通記憶となっているサウンドロゴの価値は極めて高く、世代を超えて親しまれています。
Q2:二代目オーディションで選ばれた福島香々さんの声はどこで聴けますか?
A2:グランプリ受賞後に制作された伯方の塩のWeb広告や特別版プロモーション映像などで公開されました。初代の重厚感とは一味違う、澄み渡るクリアな響きが特徴です。
Q3:息子の新浜レオンさんがCMフレーズを歌ったことはありますか?
A3:公式のCMソング音源としての採用実績はありませんが、テレビ番組や自身のライブ、ファンイベントなどで父の代名詞である「は・か・た・の・塩!」を再現し、会場を大いに沸かせることが名物となっています。
まとめ:世代を超えて愛され続ける国民的フレーズの未来
わずか数秒の中に、圧倒的なインパクトと職人技の歌唱美が凝縮された「は・か・た・の・塩!」。そのルーツには演歌歌手・高城靖雄さんの魂の熱唱があり、その情熱は息子・新浜レオンさんの躍進へと受け継がれています。さらに二代目オーディションで選ばれた福島香々さんの新しい風が加わったことで、このフレーズは単なるCM枠を超えたカルチャーへと昇華しました。
調味料の枠を超え、人々の日常と記憶に寄り添い続ける伯方の塩。これからもお茶の間にあの美声が響くたび、歌い手たちの情熱とストーリーが多くのリスナーを笑顔にしていくはずです。 (出典: 伯方 の 塩 歌手(Yahoo!ニュース))